2007年08月06日

マリーア・カラス

Ciao. spock です。

マリーア・カラス(イタリア風に発音すれば、マリーア・カッラスですが)が亡くなってから、もうすぐ30年になります。
カラスの2ヵ月前に亡くなった指揮者のストコフスキーの名前を聞く事は現在ではあまりありませんが、カラスの名前は現在第一線で活躍している歌手達以上に良く聞きますから、やっぱりスゴイ歌手だったという事なのでしょうね。

没後30年という事だからなのでしょうが、69枚組のCDセットが発売される事になり、早速予約しました。
マリーア・カラス
カラスが EMI に残した全ての録音にチェトラやリコルディの録音も含めた、文字どおりの『全集』です。

付属の CD-ROM をパソコンに読み込ませると、専用サイトにつながり、トラックリスト、写真集、原語リブレットと対訳(英独仏を予定)を閲覧、ダウンロードすることが可能なのだそうです。

日本でもかなり売れるでしょうから、日本語の対訳も入れてくれればいいんですけどね・・・・


そういえば、20数年前(まだLPの頃でした)東芝EMI が『マリア・カラス全集』を発売するという広告が出た事がありました。
値段は16万円位だったので、ローンを組んで買うつもりでいましたが、結局それは発売されず、代わりに12枚組のアリア集が発売されました。(今でも持っています)
で、今回のCDセットの値段は、なんと15901円。上記の全集の10分の1です。
まぁ、安いのはいいのですが、昔、少ない給料から捻出しながら高いレコードを買っていた世代としては複雑な心境ですねぇ。

さて、マリーア・カラスといえば、以前から欧米ではエディト・ピアフとの共通性について語られていたようなのですが、日本では美空ひばりとの共通性を語られる事が多いようですね。
以前、原田悠里さんという演歌歌手が、その事について書いた本を読んだ事がありますが、結構説得力がありましたよ。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

もうかなり前の話ですが『題名のない音楽会』で美空ひばりがプッチーニの『歌に生き恋に生き』を歌ったことがありました。
楽譜の読めなかったひばりのために、プロデューサーはありとあらゆるプリマドンナ達の歌う『歌に生き恋に生き』のレコードを用意したのだそうですが、ひととおり聴いたひばりは手元に1枚だけ残し、あとは全て返したのだそうです。
で、その1枚がマリーア・カラスの録音だったというのです。(その理由をぜひ訊いてみたいですね)
あの映像が残っているのならもう1度観てみたい、と思うのはオレだけじゃないと思うのですが・・・・

あ、そうそう、上に書いた本のタイトルは『ひばりとカラス』です。いささか出来過ぎですかね。

では、また。
Ciao. Arrivederci!!
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Posted by spock at 17:05│Comments(0)
 
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